私たちが従うべき唯一のものは、自分自身の良心です
サルコジ大統領は当選直後、「毎年10月22日に全国の高校でギイ・モケの手紙を朗読させる」ことを決めたそうですが、現場の教師たち、歴史学者、教員組合などから続々と抗議の声が上がったという記事(記述)がありました。
サルコジ大統領の最初のつまずき:ギイ・モケの手紙
タイトルの言葉は、それに反対する高校生とOBたちが抗議デモを企画し、教師陣にあてて書いた手紙の一部です。
17才という若さで、銃殺されたレジスタンス活動家だったギイ・モケの手紙は、とても胸うたれるものでしょう。
でも、個人主義で政治好きの国民性なのだとしても、強制されることを嫌い、自由でしなやかな批判行動をおこしたフランスの高校生たち。何か圧倒されてしまいました。
日本は、名言集が好まれるようですね。たしかに、一言に深い感銘を受けることも多いですが、その言葉を発した人の人生、歴史的状況など、行間を冷静に知り、研究し分析することも、とても重要なことなのだと思います。フランスの高校生に負けない様に、自分自身の良心とも向き合いつつ